雑記

これからは「アップサイクル」の時代へ。不要な資源が価値あるものに生まれ変わる!

「アップサイクル」という言葉をご存知ですか?
聞いたことがない?そうかもしれません。まだ一般的にはあまり浸透していない言葉です。
「リサイクル」とは似て非なるもの。不要な資源をアップグレードしちゃおう、という新しい考える方です。

「アップサイクル」で資源が生まれ変わる!

不要な資源の活用といわれて多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、おそらく3Rに関わる言葉ではないでしょうか。

3R(スリーアール)とは

3Rはよく知られている言葉ですね。

・リデュース(Reduce)・・・ごみを減らす
・リユース(Reuse)・・・繰り返し使う
・リサイクル(Recycle)・・・資源として再び利用する

これら3つのR(アール)の総称のこと。

今注目されてきているのが、3Rのさらに上をいく「アップサイクル」という考え方なのです。

アップサイクルとは

アップサイクルとは次の通り。

廃物をそのまま再利用するのではなく、商品としての価値を高めるような加工を行うこと。古布や廃材を用いて、しゃれた小物を作るなど。
(コトバンクより引用)

単なる再利用ではなく、素材やデザインを変えてより良いものにアップグレードし、付加価値を高めようという考え方です。

  • 利用しない着物の端切れを生かして小物を作り販売
  • 解体された建物の建材を加工し、新たな建具や家具として販売
  • 小麦袋、消防ホース、横断幕など、不要になった丈夫な素材の商品をバッグなどの小物に加工し販売
  • 不要なダンボールを加工を財布に加工し販売

・・・等など、アップサイクルは、ファッション・生活雑貨・インテリアなどの分野で特に注目されるようになっています。

着物の端切れから作られたカードケースが素敵!↓

ダンボールをお財布に加工している方はテレビでも紹介されたことがあります。その方の本がこちら↓

アップサイクルに取り組む企業、株式会社WATALIS(ワタリス)

株式会社WATALIS(ワタリス)は、箪笥に眠る古い着物地をリメイクした「FUGURO(ふぐろ)(着物地をリメイクした巾着袋)」を始めとした「アップサイクル」に取り組んでいる企業です。

5月15日はWATALIS(ワタリス)の日!

WATALISは、箪笥に眠る古い着物地をリメイクし、再び世に送り出す 「アップサイクル」に取り組むブランド。 その取り組みを日本中・世界中に発信していきたいという考えから、運営元である株式会社WATALIS(ワタリス)創立日記念日の5月15日を、WATALIS(ワタリス)の日に定めたのだそう。

株式会社WATALIS(ワタリス)は東日本大震災後の被災地、宮城県亘理町に本社を置く会社です。震災後、地元女性3名が中心となって起業しました。現在は、地元女性たちの手仕事により生み出されたリメイク雑貨の製造・販売や、ワークショップの開催、カフェの運営など様々な活動を行い、注目されています。

ぼんぼり付きの可愛く奥ゆかしい巾着「FUGURO(ふぐろ)」

WATALIS(ワタリス)ブランドの商品で代表的なのが「FUGURO(ふぐろ)」という、着物地をリメイクした可愛らしい巾着袋。亘理町に昔からある、とても素敵な風習を元に作り上げた商品なのだそう。

WATALIS online shopには次のように書かれています。

かつて亘理に暮らす人達は、贈り物をする時に古い着物の残布で仕立てておいた<袋>に入れて渡していました。たとえばそれは、お祝いやお返しとして用いた一升の米であったとか。「ふくろ」がなまって、ただ「ふぐろ」と呼ばれていました。「FUGURO」は、その昔ながらの風習を再現しリメイクしたものです。大切なものを包み、贈るゆかしい返礼文化、感謝の心を伝えていきます。(WATALIS online shopより引用)

感謝やお祝いの心を伝える、素敵な風習。どうせなら、そんな素敵な気持ちのこもったモノを持ちたいですね!

持っていたら注目を浴びること間違いなしのクリアファイル!こちらも可愛い!!

大人の女性の心をくすぐるブランドWATARIS

WATARIS オンラインショップには、FUGURO(ふぐろ)を中心とするリメイク雑貨の数々がたくさん!お手頃価格なステーショナリーから、大人志向のシックな雑貨まで様々なラインナップがあります。どれもこれも、大人の女性の心をくすぐる素敵なデザインのものばかりです!

大切な方へのプレゼントに。
海外の方へ日本文化を伝えるお土産として。
頑張った自分へのとっておきのご褒美に。

様々なシーンに活躍しそう。
ぜひ一度ご覧になってみてください!