「ママー！人の身体って、ほとんど水分でできてるんだって！」小学校で熱中症について学んできた次男が得意げに教えてくれました。
熱中症予防には、水分補給がとても大切。水分補給といえば、スポーツドリンクを思い浮かべますよね？以前から気になっていた、ポカリスエットとアクエリアス、そして経口補水液OS-1の違いを、分かりやすくまとめてみました。
もくじ
身体の○○％は水分
私たちのからだの多くは水分と電解質（塩分やカルシウム等）からなる「体液」でできています。体重に対しての割合は･･･
- 小児 70％
- 成人 60％
- 高齢者 50％
50kgの成人で50×60％＝30リットル【2Lペットボトル15本分】にもなります。
体液が少なくなるのが脱水症
体液が少なくなると、血液量が減ってしまいます。すると
- 酸素や栄養素が行き渡らなくなる
- 老廃物（二酸化炭素・尿素・過剰な熱など）が排出されなくなる
- 体温調節がしにくくなる
これらの症状が起こり、熱中症や体調不良をおこしてしまいます。
ポカリスエット・アクエリアス・OS-1の違い
細かい成分まで比較しても難しいので、要点をまとめます。
ポカリスエット
ポカリスエットは、大塚製薬から発売されているイオン飲料。アクエリアスよりも体液に近いイオンバランスで作られています。汗をかくなどして失われた水分やイオン(電解質)をスムーズに補給できます。
アクエリアス
アクエリアスはコカ・コーラから発売されているスポーツ飲料。ポカリスエットより少しだけ塩分濃度が低いのですが、こちらにはアミノ酸が含まれています。アミノ酸には、筋肉疲労の抑制や回復促進の効果があるといわれています。
OS-1(経口補水液)
OS-1は大塚製薬工場が製造する「経口補水液」のひとつ。経口補水液とは、身体に吸収されやすいよう、塩分やブドウ糖・ミネラル濃度の比率が厳格に決められている飲料です。また、アミノ酸・たんぱく質・脂肪・ビタミンなどはまったく含まれていません。味はスポーツドリンクよりかなり濃い目です。
どんな時にどれを飲めばいいの？
基本的に、日常生活の水分補給には水やお茶で十分です。清涼飲料水の飲みすぎは糖分・塩分の摂りすぎにもつながります。
汗をかくシーンや脱水症の時などはそれぞれ適した飲料で効率よく水分補給しましょう。
熱中症予防・風邪など病気の時の水分補給
体液により近い、ポカリスエットが最適。
大塚製薬 ポカリスエット 500ml×24本 ポカリスエット を購入する
とはいえ、アクエリアスも成分に大きな差があるわけではなく、味の好みで選んで差し支えありません。
※昔のアクエリアスは熱中症対策に適さなかったようですが、2008年のリニューアルの際に塩分が増量され、ポカリスエットと大きな差がなくなりました。
アクエリアスに含まれるアミノ酸には体温上昇効果があり、熱中症対策としては注意が必要な場合もあるようです。ただし通常時の熱中症予防としてはまったく問題ありません。
スポーツの時の水分補給
スポーツ時は、アミノ酸を含むアクエリアスが最適。アミノ酸には筋肉疲労の抑制や回復促進の効果があります。
とはいえ、清涼飲料水に絶大な効果がでるほどの成分は含まれません。十分に水分補給を行うことのほうが運動パフォーマンスが維持には重要。この場合もお好みで選んで問題ないと思われます。
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軽～中程度の脱水症・熱中症の時の水分補給
脱水症や熱中症で体調が悪い時は、すぐにOS-1で水分補給をしましょう。経口補水液は、とにかく「早く」「確実に」体内へ水分を取り込むための飲み物です。その為味が濃く作られていますが、脱水症の時に飲むと美味しく感じられることもあるそうです。
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こんな時もOS-1を飲みましょう！
急性胃腸炎(ノロウイルス・ロタウイルス)など
下痢が続く時も脱水状態になってしまいます。下痢をしている時も水分摂取は大切です。嘔吐がひどい時は、焦らず吐き気がおさまるのを待ちましょう。30分程度吐き気がなければ、少しずつ摂取しましょう。
インフルエンザ
高熱で大量の汗をかき脱水状態になると、熱が下がらない悪循環に陥ります。体調が悪いとたくさんの水分摂取が難しい場合もあるため、OS-1で効率よく水分補給しましょう。
ポカリスエットとアクエリアスは大差なし！早急な水分補給にはOS-1を。
普段の水分補給には「何を飲むか」をあまり深く考える必要は無い事がお分かりいただけましたか？熱中症・脱水症が疑われるとき、体調が悪く水分補給が難しい時などは、ためらわずOS-1を飲みましょう。難しく考えず、こまめな水分補給をすることがベストです。
また、ここまで紹介したのはあくまで一般的な予防策です。何かあった時は速やかに医師の診断を仰ぐようにしてくださいね！
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